開院当初、先代(母)の時からの植物好きの職員が、どこからか、赤い薔薇を持ってきてくれました。
それから、15年近く、毎年咲き続けています。患者さんも、ご自信の体調が良くなれば、玄関の薔薇の花にも気づいてくれます。
玄関の箱庭があまり大きくないので、いくつもの種類は植えられませんが、この時期は楽しませてくれます。
母の日が近いので、カーネーションの変わりにすこし摘ませてもらって使うこともしばしばです。
HPで花言葉を見てみたら、同じ赤色でもいろいろあることを知りました。
緋色は「灼熱の恋」、真紅は「恥ずかしさや内気」、紅色は「死ぬほど恋いこがれる」、帯紅色は「私を射止めて」、黒赤色は「永遠の愛」、赤い蕾は「純血、あなたに尽くします」。
これらの、花言葉、書いているだけでも、胸がドキドキしてしまいそうになりますが、愛の様々な形を微妙な色の違いでこれほど花言葉に幅があるのかと、感心してしまいました。当時花を植えてくれた職員にもそのような意図があったとはとても思えませんし。
当院の薔薇はこの微妙な色のどの色なのか、ごくありふれた赤い薔薇のようですが・・・。
さらに、花が咲いていないときにも、葉や茎にも花言葉(葉言葉?茎言葉?)があることも知りました。
赤い薔薇の葉は「あなたの幸福を祈る」、茎は「あきらめないで」「頑張って」「あなたは希望を持ち帰る」だそうであります。
当院の開設者である私もスタッフも患者さんの皆様に、恋いこがれられる眼科になるように、また、私たちが、患者さんの皆様に尽くしますという風になれるよう、研鑽、努力を積み重ねられる様、がんばりたいものです。
そして、お帰りになる際には、薔薇の葉や茎とともに、皆様のご健康、希望に満ちた姿を祈念できれば幸いです。